フライドポテトをつい食べてしまうのはなぜ? チコちゃん「含まれる栄養素に秘密アリ」
『チコちゃんに叱られる』でフライドポテトについて解説。食べ過ぎるには科学的な理由が。
6日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「なんでフライドポテトは止まらなくなるの」が注目を集めている。
ファミレスやファストフードで人気なフライドポテト。1度食べだしたら一気に全部食べてしまうという人も多いのではないだろうか。チコちゃんがその行動について科学的に説明した。
■無限ループが生まれるから
チコちゃんは「カリウムとナトリウムの無限ループが生まれるから」と回答。フライドポテトに含まれる成分が次々食べたくなるようにさせているようだ。
フライドポテトが「おいしいのは当然として…」と前置きしたうえで、「油で揚げていること」「塩のナトリウムとじゃがいものカリウム」の2つが重要だという。
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■栄養素のバランスを取るために
油は口に入れた時、唾液によって脂肪酸に分解される。舌が脂肪酸を感知すると脳に味を伝える能力が格段に上がる。食べ物の甘みや旨味をより強く感じることができるようになるようだ。
カリウムとナトリウム(塩分)は人間に取って必要不可欠な栄養素。この2つの栄養素は適切な割合を保つことで細胞や血圧を正常に機能させる。
カリウムを含むフライドポテトを食べるとさらに塩分が欲しくなり、塩のかかったフライドポテトを食べるとカリウムが欲しくなるといった形で無限ループが発生すると解説した。
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■実験で検証
番組ではじゃがいもよりもカリウムを含む食材を使えば、ますます食べるのをやめられなくなる料理ができるのではないかと実験を開始。
カリウムがじゃがいもの1.5倍含まれている里芋、2倍含まれるアボカド、3倍含まれる乾燥バナナを試したものの、フライドポテトのような止まらなさはなかったようだ。
油によって感覚が増し、カリウムとナトリウムが同時に摂取できても美味しさがないとダメと結論づけ解説を締めた。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)