鬼滅の影響で某ホラー漫画の株が爆上がり 「明の呼吸」がネット上で話題に
『鬼滅の刃』との共通点が度々指摘されてきた漫画『彼岸島』に、新たな説が誕生。ネット上に衝撃を与えている。
劇場版アニメが圧倒的な人気を見せている『鬼滅の刃』だが、原作漫画の単行本も記録的な売り上げを更新中。ネット上では他作品とのコラージュやパロディ絵などが多数投稿されており、中でも漫画『彼岸島』との親和性に注目が集まっている。
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■『彼岸島』とは?
2002年に『週刊ヤングマガジン』で連載がスタートした『彼岸島』シリーズは、同誌の御長寿連載漫画。
雅(みやび)という名の親玉を筆頭とした吸血鬼の集団と、主人公・宮本明(みやもと・あきら)たち人間が熾烈な戦いを繰り広げるサバイバルホラーの金字塔であり、過去にはドラマや映画などのメディアミックスも果たしている。戦闘や拷問シーンなどはグロさが満点で、単行本の表紙は一度見たら夢に出てきそうなおどろおどろしさが特徴的だ。
しかし肝心な内容のほうは「武器として使用できる丸太がやたらと群生している」などの都合の良さや、「血が体内に入ったら吸血鬼化する」という設定の元で吸血鬼の返り血を浴びまくっても主人公が一向に吸血鬼化する様子がないなど、枠にとらわれない勢いが目立つ。
そのためいつの間にか、ファンはおろかアンチの間でも「彼岸島はギャグ漫画」という共通認識が生まれるにまで至った。
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■鬼滅との共通点
鬼滅に登場する「鬼」と彼岸島の「吸血鬼」は設定がよく似ているのだが、それは鬼のボスである鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)と雅も同様。容姿や性格はもちろん、ファンからやたらとネタにされて「無惨さま」「雅さま」と敬称付きで呼ばれるという共通点も存在する。
そんな縁もあってか、「鬼滅と彼岸島って似てるよな」「鬼滅がここまで流行ったのなら、彼岸島ももっと評価されて良い」という声は以前より上がっていた。
そこに鬼滅の映画公開の影響を受け、ここ最近は新たに「明の呼吸」という作品の垣根を越えたワードが誕生した模様。