ウズラ農家の激減ぶりがヤバいと話題 「卵のマル秘レシピ」も農家に聞いた
ウズラ農家が激減してしまっている理由とは。意外と知らないウズラの卵の栄養価。
ウズラは、古くから世界各地に生息しており、紀元前3千年頃のエジプトの壁画にも描かれた。日本でも古事記や万葉集にウズラの記述があるが、採卵用として飼育され始めたのは明治時代中期と言われている。そのウズラを飼育している農家が激減していることが話題だ。
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■戸数激減の実態
日本ウズラ協会によると1984年の846万羽・農家戸数350軒をピークに、2017年にはピーク時の約半分の425万羽・農家戸数32軒に激減してしまったという。2009年の鳥インフルザの発生や飼料価格の高騰、出荷時の配送費の上昇等が影響しているそうだ。
現在新規参入ゼロ状態で後継者不足もあり、業界の将来が懸念されている。
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■新規参入できないわけとは…
浜名湖ファームを経営するウズラ農家の近藤氏は、業界の危機をSNS上で訴えている。新規参入ができない要素として、「えさの魚粉が腐って悪臭につながる。これによって、地域から敬遠されてしまう傾向がある」と話す。
「うずら農家は全国で30件しかなく」
と今まで人に説明するときに言っていたのですが、現在27件にまで減ってしまったそうです。
2020年、実にいろいろなことがあって、私たちも大変でしたが、いろいろなチャンスにも恵まれ、なんとか今年も無事に年末を迎えることができそう…。よかった…!— うずらの人@土日のファーマーズで会いましょう! (@uzura_hamanako) November 7, 2020
そのため、近藤氏は飼育のために広い敷地を確保し、うずらに発酵食品を食べさせて腸内環境を整えるなどの消臭対策を行っている。