米大統領選の話題もタブー? 10代の6割が「政治的発言しづらい」
言論の自由が保障される日本だが、政治的発言がしづらいと感じている人も
■40代男性の声は
40代男性のTさんは、「政治的発言がしづらいとは思わない」と話す。
「SNSを見ていると、その信頼性は置いておくとして、政府批判や擁護など様々な意見が飛び交っていて、日本はじつに自由な国だなと思う。独裁国家なら、政府批判を繰り返す人間はすぐに逮捕されますから。個人的な意見としては、現在の日本は色々な意見が氾濫しすぎていると感じる」
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■しづらいと感じる人の意見は?
20代女性のKさんは、「政治的発言がしづらい」と感じている。
「思想に関係なく、自分の思っている考えと違う政治的意見を発信するとしつこく叩かれ、その後個人攻撃にまで発展している。どんな意見があってもいいはずで、それを執拗に叩くのは間違っている。
批判されるのは嫌だし、政治的発言をする人は政府や野党に対しつねに攻撃的で、他人の意見を聞き入れる懐の深さがなく、怖い。結局、政治的発言を控えておこうと思ってしまう。これが国にとって、いいことだとは思えない」
10代のおよそ6割が「政治的発言がしづらい」と考えていることが判明した本調査。政治的発言をしたからといってそれを攻撃せず、声を上げることの重要性をしっかりと認識するべきだろう。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女1,844名 (有効回答数)