FAKY、最新楽曲『little more』に込めた想い 「新しいことに挑戦する勇気を」

最新楽曲『little more』をリリースしたFAKY。同曲を聴く上で、イエローの光のランプが必須?

2020/11/12 10:00


FAKY
(左から:Lil’ Fang、Hina、Mikako、Akina、Taki)

5人組ガールズ・ユニオン/FAKYが11月4日(水)に配信シングル『little more』をリリースした。

今作は、「ティーンの人気のバロメーター」とされるLINE MUSICでウィークリーチャートTOP5にランクインした、エモチル系ラブソング『ダーリン(Prod. GeG)』(以下『ダーリン』)に続く配信シングル3部作の第2弾で、新進気鋭のプロデューサー・maeshima soshi氏がプロデュース、BTSやNCTも手掛ける世界的ダンスクルー「Quick Style」がコレオグラファーを務めている。

しらべぇ取材班では、このタイミングでFAKYにインタビューを実施。『little more』制作の経緯や楽曲に込められた想いなどを聞いた。


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■新しいことに挑戦する勇気を

―――『little more』聴かせていただきました。曲が始まった瞬間からゾクっとするくらいカッコよかったです…!これは完全に個人的な感想なのですが、『half-moon』、『ダーリン』と配信シングルのリリースが続いた中で、久しぶりにFAKYっぽい楽曲だなと思いました。

一同:やったー! 正解です(拍手)! 言いたかったことを最初に言ってもらったので、これでインタビュー終了ですね。ありがとうございましたー(笑)!


―――ちょっとちょっと! 開始10秒で帰らないでください(笑)! でも本当に、前作の2曲で新しい一面を見せて、ここに来て改めてFAKYらしい楽曲。しかも、パフォーマンスが進化していて惚れ直しました。『ダーリン』はプロデューサー先行で楽曲の制作が開始したと伺ったのですが、今作の制作はどのように行われたのですか?

Lil' Fang


Lil’ Fang:じつは、『little more』は『ダーリン』を制作している段階で準備していた楽曲なんです。


『half-moon』、『ダーリン』と、少しチルな感じというか、バラードちっくなものを続けてやらせていただいたので、次はその前のダンスシングル3部作で表現していた「強い女性像」をさらにレベルアップさせて、今まで見せていない強さや葛藤をFAKYらしく見せたいという想いがありました。


キラキラした、ラメを振りまいているイメージでやらせてもらってたFAKYから、もう一段階ギアを入れ直したFAKYを、皆さんに見ていただきたいという思いがあったので、いくつかあった候補曲の中でも、特にサウンド感が難しい『little more』に挑戦することによって、新しいことに挑戦する勇気を体現して伝えられたらいいなと思って、制作しました。


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■すごく楽しくて幸せだった

―――Mikakoさんは『ダーリン』のリリースインタビューのときに、今後のFAKYの活動として「『コレ、メッチャFAKYだね!』っていう、すごく踊る曲もやりたい」とおっしゃっていましたよね。今作はまさにそういった楽曲では?

一同:すごく踊ってます。永遠に踊ってます(笑)。


―――そんなにですか(笑)? Mikakoさんいかがですか?

Mikako


Mikako:リルが言ってたように、私もギアの入れ直しだと思っていて。ここから新しいことをまた新たにスタートさせるのではなくて、ガールズパワーを謳ってきたFAKYも、チルでゆったりしたものを届けたFAKYも、全部がFAKYなので、それを踏まえて、また行くぞ、見てください! ガン! って感じ(力強くこぶしを前に)です。


Lil’ Fang:大丈夫? 今誰かにパンチしてなかった?


Mikako:ギアを入れたの(笑)! 『little more』では、私たちがこれまで表現してきたガールズパワーとはまた違う、内に秘めた人間的な強さをFAKYというカラーで染めて表現できたので、嬉しいです。


レコーディングでこれどうやって表現していこうって考えているときも、ミュージックビデオの撮影をしているときも、すごく楽しかった。幸せだなあって。


―――「メッチャFAKYだね!」と言われるような楽曲ではあるけれど、表現していることはまた違うものだと。

Mikako:「ガールズパワーの強さ」みたいに何かを出していこうというより、この曲で表現しているのは自分の中での戦いなんです。だから、爆発しきれない。


例えば、ライブで『little more』をパフォーマンスするとして、ファンのみなさんがいてくれても私たちがあと一歩前に行くことはできないし、ファンのみなさんも私たちのほうにそれ以上来れなくて、ここ(FAKYと観客の間)に何かがある。でも、そのときにお互いが何をできるのか、それがこれまでとはまた違う強さなのかなと思います。


―――新型コロナウイルスでライブの形も変わらざるを得なかった、今のご時世的な意味合いも含まれている?

Mikako:(そういう意味も)ありますね。

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