佐賀県道路に「安全の呼吸」が出現 切っ掛けは県警の「鬼滅ガチ勢」だった

佐賀県の電光掲示板に『鬼滅の刃』に関する標語が登場したと話題に。しらべぇ編集部では、佐賀県警に直撃取材を敢行した。

2020/11/12 05:45



■切っ掛けは一人の「鬼滅ガチ勢」だった

同課の担当者に話を聞いたところ、話題の交通標語は10月22日より、佐賀県内の道路各所で表示されるようになったという。

「全国的にその傾向があると思うのですが、年末にかけてのシーズンというのは交通事故が増えがちになるんです」「そこでドライバーの方々に、交通安全に対する意識や緊張感を強く持ってもらいたいと考えておりまして…」と担当者は振り返る。

すると同課に所属する1人の鬼滅ファンが、今回の標語のベースとなる意見を提案。するとその案が採用され、今回の交通標語に繋がったのだ。決して「コラボ」というワケではないが、原作漫画の版権元・集英社にも相談済みだそう。


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■現在は全部で3種類

投稿されたツイートを見ると安全の呼吸は「壱の型」しか確認できないが、現地ではもう2種類の標語が表示される。

安全の呼吸
(画像提供:佐賀県警察)

朝の7時から8時にかけては「壱の型」のみが表示され、その後は「車間 追突防止 車間距離の確保を!」という「弐の型」の標語も合わせて登場。

また、外が暗くなり始める17時から19時にかけては「早めのライト点灯運動実施中!」という「参の型」の標語が表示されるとのことで、時間帯に応じて呼びかけかたを変えるといった工夫も見られた。


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■県警内では鬼滅が熱い?

こちらの「鬼滅標語」が表示されるのは23日までの期間限定だが、あまりの反響の大きさに、同課では続編も検討中だという。

1人のガチ勢の提案から始まった今回の企画だが…窓口の担当者および、取材に応じてくれた「交通規制課」の担当者も「鬼滅は観ています」とのこと。現在、佐賀県警では空前の鬼滅ブームが起こっているのかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ 取材協力/佐賀県警察

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