『鬼滅』は子供が見るには残酷? ある父親の機転に称賛の声相次ぐ
日本全土を熱狂の渦に巻き込んでいる『鬼滅の刃』だが、作中の描写に異を唱える声も上がっている模様。
■「怖がる子供」に父親がとった選択は…
しかし大人目線で考えた話だけでなく、実際に子供がそういった描写に拒否反応を示す事例もあるようだ。そんな中で注目を集めているのが、ツイッターユーザー・「みる兄さん」さんが5日に投稿したツイート。
「鬼滅の刃を子供に見せるか問題」という書き出しから始まった投稿には、「第1話を一緒に見たら『血しぶきのシーン』で息子はギブアップ。でも小学校では鬼滅の話題ばかりでつまらなそう」と、ほろ苦い体験談が綴られていた。
そんな折、「みる兄さん」さんは鬼滅のノベライズを発見したそう。
鬼滅の刃を子供に見せるか問題。
これ我が家も死活問題で第1話を一緒に見たら「血しぶきのシーン」で息子はギブアップ。でも小学校では鬼滅の話題ばかりでつまらなそう。悩んだ末に見つけたのが"みらい文庫・鬼滅の刃ノベライズ"。挿絵も振り仮名も入ってて小学校低学年でも読みやすいからおススメ。
— みる兄さん👓 (@milnii_san) November 5, 2020
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■同じ悩みを持った子供からも…
「挿絵も振り仮名も入ってて、小学校低学年でも読みやすいからおススメ」というツイートの通り、こちらの小説版は確かに子供たちでも読みやすい内容に。それでいて現在公開中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の内容が網羅されているのだ。
ちなみにこの話には後日談があり、息子が同書を学校に持って行ったところ同様に「血しぶきのシーンが苦手だが鬼滅に興味のあった」級友たちが多かったそう。「見せて! 見せて!」とせがまれ、一躍クラスのヒーローに。
「みる兄さん」さんも「小学生にこういうインサイトがあったとは学びが深い」と、感じるところがあったようだ。
一連の流れに対し、他のユーザーからは「漫画を見せないではなく、お子さんにあったものを探すところが素晴らしいです」「子供たちに活字を読む楽しさを知ってもらえるきっかけにもなりますね!」といった声が寄せられている。
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■小説は2種類
ちなみに鬼滅のノベライズは過去にも数作発表されているが、今回話題になっている「無限列車編」の小説は2種類あるので要注意。
両方とも集英社から出版されているのだが、小・中学生を対象としたのは表紙が黄色く縁取られた「みらい文庫」版のほうで、「JUMP j BOOKS」はより上の年齢層を対象としている。
しかしAmazonのレビュー欄を見ると、「子供向けかと思ったら、けっこう玄人好みな表現もある」「情景描写が細やか」といった具合に、「みらい文庫」版を激推しする大人読者も少なくない模様。
気になる鬼滅ファンは2冊ともゲットし、比較しながら読んでみても面白そうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)