柿を食べ過ぎた5歳児の胃に250グラムの「柿胃石」 破砕・摘出に驚きの9時間
胆石や尿路結石だけではなく、胃にも結石ができることをご存じだろうか。
まったく聞きなれない病名だが、1年のなかでこの時期に集中して起きるのが「柿胃石」だ。放置すれば腸閉塞を招くことがあるため、柿好きな人はぜひとも知っておいたほうがいい。
■柿を立て続けに4つ食べる
長く続く腹痛に苦しんだうえに薬が効かないとして、大きな病院で精密検査を受けた中国・福建省泉州の5歳の男の子。“ウェンくん”という名前のみが、明らかになっている。
最近の食事内容について医師が尋ねたところ、少年は2週間前のある日、あまりにもお腹が空いていたため、柿を立て続けに4つ食べたことを告白。ガリガリと固い柿だったという。
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■約250グラムの結石
少年の話で、11月から12月に患者が増える「柿胃石」を疑った医師は、さっそく腹部超音波検査を実施。すると胃に7×3センチ、約250グラムの大きな結石が存在することがわかった。
その石を破砕して摘出する内視鏡手術に要した時間は、なんと9時間。初期なら結石を分解する酵素剤を用いた治療法があるが、ウェンくんの胃の中の結石は、あまりにも大きすぎたという。