4歳息子を残し若い両親が新型コロナ死 流行の第三波に油断は禁物
子育てしていると親は、自分の体調不良をギリギリまで我慢しがち。新型コロナウイルスに感染しても、医療機関への相談が遅れがちだという。
■孫の今後を案じる祖父母
孤児になってしまったレイデンくんは、両親がいない理由をうまく理解できず、とても寂しそうにしている。だが11月22日には5歳の誕生日を迎え、その後はクリスマスや正月のホリデイも来る。
祖父母は孫を何とか楽しませてあげたいと考え、誕生日のパーティーにはサプライズイベントを計画中だ。
地元メディアの取材に「葬儀費用とイベントの準備でクラウドファンディングのページを開設したところ、2万9,000ドル(日本円で約300万円)もの寄付が集まった」と語る祖母のロージー・サリナスさん。
しかし誰が孫を養育していくのかも含め、長い目で成長を見守っていくことの必要性を痛感している模様だ。
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■感染力いまだ衰えず
新型コロナウイルス流行の第三波においては、ウイルス自体のゲノム上の変異により、感染力が強まっていると考える専門家が多い。
現在ヨーロッパで流行中のウイルスは、「武漢株」よりはるかに強力だとたびたび報じられているが、そうした変異こそがワクチン完成の難しさの理由でもある。
マスクを外した大勢がひとつの空間で飲食やカラオケを楽しみ、それがクラスター発生につながることがあるが、若者の重症化例が増えていることを改めて心に留めておきたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)