人間の白目には進化と大きな関係が? チコちゃんが意外な秘密を解説
『チコちゃんに叱られる』で人間の白目について解説。人類の進化に大きく関係していた?
20日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「なんで人間には白目があるの?」に注目が集まっている。犬や猫をはじめとした動物には、白目が見られないが、人間だけ白目がある。それにはどんな理由があるかチコちゃんが解説してくれた。
■「狩りが上手になるから」
チコちゃんのテーマに対する回答は、「狩りが上手になるから」という。白目があるというだけでは狩りと関係なさそうにも感じるが、どういうことなのだろうか。
人間の目は、黒い部分が「瞳孔」、瞳孔の周りに「虹彩」があり、目に入ってくる光の量を調整している。白目の部分は「強膜」と呼ばれ、衝撃から目を守る役割を持っている。
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■白目は弱点になる
犬や猫、馬をはじめとした多くの生き物が強膜を持っている。しかし、普段は隠れていることが多い。白目は、視線を読み取られる原因となる。視線を読みられるということは弱肉強食が基本の自然界では大きな弱点になってしまう。
例えば、白目が隠れている水牛が、ライオン側を向いている時はライオンは攻撃をしかけない。しかし、水牛がライオンの方を向いていても、視線が外れているのがバレた瞬間に襲いかかられてしまうかもしれないという。
そういった理由から、視線によって襲われる確率を下げるために白目が隠れている生き物が多いようだ。アフリカの研究の1つでは、お尻に目を書くことで襲われる被害を軽減したこともあったようだ。それだけ視線の効力は大きい。
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■人間は視線を利用
人間は単体としての力が弱いため、チームプレーで弱点を克服しようとした。狩りをする時、相手に動きを悟られないために人間が編み出したのがコミュニケーションがアイコンタクトだったようだ。
視線という弱点にもなりうる機能を使いこなし、他の生き物にない進化を果たした人間。他にも人間独自の進化はたくさんあるだろう。調べてみると面白いかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)