■遺族の怒りは大きく
事件発生までの経緯を詳しく調べた当局は、この女が過去に脳に損傷を受けたという事実を確認。また、この事件以前には暴力沙汰を起こしていなかった点も考慮され、女は死刑を免れた。
脳の損傷により、感情をコントロールできなくなるケース(社会的行動障害)は確かにあるという。それでも死刑を望んでいた遺族の怒りは大きく、「残念でなりません」と悔しさをにじませている。
関連記事:妊娠後期の妻の腹を蹴った夫に死刑判決か 赤ちゃんは新生児仮死の後に死亡
■大事な人が殺されたとしたら?
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,363名を対象に調査した結果、全体の76.4%が「大切な人を殺害した犯人に死刑を望む」と回答した。
何の罪もない可愛い赤ちゃんがむごい殺され方をしたことを嘆き、女にも「死んで償ってほしい」と強く願った遺族。しかし裁判所が下した判決は、遺族にとってはあまりにも残念で納得できないものだった。
・合わせて読みたい→出産で死亡した娘に託されたが… 生活困窮の遺族が捨てた赤ちゃんを当局が保護
(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)
対象:全国20代~60代の男女1,363名(有効回答数)