娘のおかげで命拾いした母が提唱 「幼児にも救急通報の方法を教えておいて」
高齢の家族がいるため、子供に救急車の呼び方を徹底的に教え込んでいた母親。その指導が、あるとき大いに役立った。

小さい子供にも、救急車の呼び方をぜひ教えておいてほしい。そうメディアを通し訴えかけている女性は、5歳の娘のおかげで今も生きている。
■救急通報の方法を教えた母
米国・バージニア州で暮らす女性(39)には、幼稚園に通う娘(5)がいる。この母子には高齢の家族もいることから、女性は万が一の事態が起きることを想定。もしそのとき自分がいなければ娘しか頼れないと考え、娘が3歳になるなり、救急車の呼び方を徹底的に教え込むようになった。
「誰かが倒れてしまうかもしれない」「その場合は、この番号を押すのよ」と言い聞かせ、その順番も覚えさせた女性。全ては高齢の家族を守るためだったというが、ある日、思いもよらぬことが起きた。
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■突然の体調悪化
ある日曜の午後、娘とふたりでくつろいでいた女性は、急に気分が悪くなった。ひどい吐き気やめまいのせいで立っていられなったため横になると、とうとう動くことも話すこともままならなくなったという。
そのとき娘は、「ママ?」と声をかけても返事をしない女性を見て困惑。どうしていいか分からず親戚を呼ぼうとしたが不在だったことから、女性の携帯電話を探し出し、救急通報を試みたという。