今年の年末年始は帰省を見送った男性 感染リスクだけが理由ではなく…
東京都を始めとする各地で新型コロナウイルスの感染が拡大。年末年始が近づくが、帰省を見送る人も。
■近所の目が気になる…
「もし近所の人に帰省がバレたら、自分のせいで家族や友人が感染してしまったら…。家族や友人が地元で噂になって、生活しづらくなるところが目に見えるので」と語るAさん。
コロナ禍で誕生した「自粛警察」なんて言葉もあるが、近所に住む住人や地元全体に悪い噂が出回ってしまうことを避けたいという思いもあるようだ。
Aさんは毎年、年末年始には地元の友人と集まり、ささやかな忘年会や新年会を楽しんでいたよう。今年もそれを楽しみに仕事に励んでいたそうだが「友達のためにも、家族のためにも、ここはグッとこらえます」と悔しげな表情を見せた。
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■コロナ収束後に家族と会いたい
感染リスクやそれ以外の問題からも、家族や友人を守るべく帰省を見送る決断をしたAさん。この状況が落ち着いた頃には、一番に会いに行きたい相手だろう。
ちなみに、しらべぇ編集部が2020年7月、全国10〜60代の男女2,168名を対象に調査を実施したところ、全体の41.9%が「新型コロナウイルス収束後、離れて暮らす家族に会いたい」と回答している。
Aさんは、今年の始め以降実家には帰れていないそう。先が見えない状況だが、今はお互いのためにもこうした決断が必要とされるのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女2,168名(有効回答数)