世界で初めて生理用品の無料配布を決めたスコットランド 年間予算33億円の大規模政策

初潮から閉経まで、一生にわたり購入・消費が続く生理用品。その費用を国が負担してくれるとなれば、大変助かるだろう

社会

2020/11/27 09:30

生理用品
(Alexmia/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

大変優れた生理用品が揃っていることで知られる日本。だが世界には、生理用品を買える経済的な余裕がないため布などで代用し、時に不潔さが原因となる病気に悩まされる少女・女性たちがいまだに大勢いる。そこでスコットランドでは…。



 

■取り組みは数年前から

女性議員の数が大変多いスコットランドならではという興味深い話題を、はるか海を渡り『USA TODAY』『7News』などが伝えている。

「生理用品の無料化を実現させて」と望む声に関し、2017年から審議するようになっていたスコットランドの議会。2018年からは小学校~大学・専門学校、そして低所得家庭の少女・成人女性を対象に、生理用品を無料で配布する取り組みを成功させていた。


関連記事:妻に頼まれた商品を見つけられず… 生理用品売り場で不審者扱いの男性が涙

 

■コンドームもすでに無料化

望まぬ妊娠や各種の感染症を回避する目的で、すでにコンドームが無料で配布されているスコットランド。それもあって、生理用品を全面的に無料化とする法案を可決させようという動きは、今年になってさらに活発化していた。

配布場所としては、コミュニティーセンター、教育関連施設やドラッグストアなどが候補に挙げられ、経費は年間約33.5億円と試算されたという。

次ページ
■世界の国々に影響か

この記事の画像(1枚)