兵庫県の中学校で22人感染・合唱クラスター発生か 当日の状況を教委に直撃
兵庫県内の中学校で合唱クラスター発生の可能性。合唱クラスター対策とは…
■合唱連盟はガイドライン策定
一般社団法人全日本合唱連盟は「合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止ガイドライン」第1版を6月29日に策定し、11月26日に第2版を公表した。
ガイドラインでは「歌唱による飛沫飛散は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大となる懸念がある」としている。
連盟の飛沫実証実験では、マスクをしない日本語(大地讃頌)の歌唱では、発生する方向への飛沫到達距離は男性で平均46.5cm(最大61cm)、女性では26.5cm(最大57cm)が観測された。また、マスクの効果については、可視化される飛沫が顕著に減少したという。
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■ソーシャルディスタンスも呼びかけ
そのため、演者が歌唱(発生)する場合、舞台から客席までを2mとることと、適切な換気が有効だとしている。また、練習時と公演時ともに、マスクをしない場合には、団員の距離は発声する前方向に1.5m程度(最低1.2m)、左右は密が発生しない程度を確保することを呼び掛けている。
連盟の担当者によると、マスクをしたままでの歌唱も問題はなく、プロの東京混声合唱団は実際にマスクをかけたまま、何度もコンサートを開催しているそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)