張本勲氏、日本シリーズ4連敗の巨人に持論 内容に「苦しい言い訳」と批判も
ソフトバンクの4連勝で幕を閉じた日本シリーズに、張本氏が持論
29日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が日本シリーズ4連敗で敗退した読売ジャイアンツについて持論を展開。その内容が物議を醸している。
■巨人の敗退について持論
今年の日本シリーズで福岡ソフトバンクホークスが読売ジャイアンツを圧倒し、昨年に続いて4連勝で日本一となった映像を見た張本氏。
ホークスにあっぱれを促す関口宏に対し、「いや、ソフトバンクは確かに一方的に勝ったようだけどね、巨人サイドには3つぐらいの悪条件がある」とまくし立てる。
そしてまず1つ目として、新型コロナウイルスの影響で日程がずれたプロ野球の日本シリーズと、開催のため先に場所を押さえていた都市対抗野球の日程が重なり、巨人が京セラドーム大阪でホームゲームを行ったことを挙げる。
そのうえで、「ビジターの球場と自分ところの球場ではね、ゲームが終わってからの選手の落ちつき方が違うんですよ。京セラでは交流試合とかね、勝率は良いんです巨人はね。そのあと、またソフトバンクの球場に行ったでしょ。このハンデは大きいよ」と分析した。
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■桑田氏も持論
さらに張本氏は、今年の日本シリーズが両チームの申し合わせによって全試合DH制で行われたことを挙げ、「原(監督)という男ぐらいの人が、なんでDH制を全試合OKしたのか。はじめからソフトバンクにハンデをやっているようなものだから。これは解せない」と斬った。
話を笑って聞いていたゲストの元読売ジャイアンツ・桑田真澄氏は、ホークスにあっぱれを贈ったうえで、巨人との違いについて「指導者とフロントの情熱が違う」「ソフトバンクは自分で考え選手同士が協力してプレーをしているように見えた。ジャイアンツは指示待ちのスポーツをしていた」と指摘。
そして「もっと自分から考えて行動していくということを、練習から実践してほしい」と語った。