渋谷バス停に置かれた椅子をよく見ると… 「悲痛なメモ」に同情の声相次ぐ
東京・渋谷区にある、椅子が設置されたバス停が話題に。どうやら添えられた「メモ」に注目が集まっているようだ。
都内で生活を送る上では、マイカーよりもタクシーや鉄道など、公共の交通機関が重要な役割を担ってくる。そんな中、ツイッター上では東京・渋谷区の「とあるバス停」に寄せられた乗客からのメモが注目を集めているようだ。
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■高齢者の悲痛な声
話題になっているのは「渋谷二丁目」のバス停。芸能活動のほか、「捨てられた椅子に座る」という一風変わった活動をしているスミマサノリ氏は、日頃の習慣でこちらのバス停前に設置されていた椅子に目がいったという。
捨て椅子かと思って近づいたら、80才のお婆さんの切実な思いが綴られていた。 pic.twitter.com/PlYXSKUk7D
— スミマサノリ (@sumimachine) November 28, 2020
どうやら無許可で設置された椅子のようで、「警告」「道路不正使用」と表記された「国土交通省東京国道事務所」からの張り紙が貼られていた。
また、警告文の上には別のメモ紙が確認でき、そこには「青学前にはイスがあります」「80才の私がバスを待つ間使わせてください」という利用者の悲痛な声が綴られている。
こちらの写真を受け、他のユーザーからは「椅子くらい置かせてあげれば良いのに…」といった同情のリプライが多数寄せられていた。
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■近隣の店に話を聞くと…
この椅子は、一体いつ頃から設置されているのだろうか…。興味を惹かれた記者は現地へと向かい、近隣にあるいくつかの店に訊ねてみたが、「検討もつかない」という答えが大半を占めていた。
「言われて初めて気がついた」「つい最近別の人から訊ねられて、そのときに気づいた」などの回答が多数。「高齢者のかたが座っている姿をお見かけしました」という回答も1件得られたが、いつ頃から設置されているのかは、とうとう謎のままであった。
ちなみにメモに綴られているとおり、「青山学院前」のバス停はベンチが設置されているほか、屋根も完備。
しかし件のバス停の反対側にある「渋谷二丁目」という同名のバス停を見ると、こちらには椅子などは見当たらなかった。続いて記者は「東京国道事務所」の担当者に、今回の件について取材を敢行。
すると、意外な真実が明らかになった。