渋谷バス停に置かれた椅子をよく見ると… 「悲痛なメモ」に同情の声相次ぐ
東京・渋谷区にある、椅子が設置されたバス停が話題に。どうやら添えられた「メモ」に注目が集まっているようだ。
■「お役所仕事」と思いきや…
今回のような「道路不正利用」でまず問題視されるのは、設置されたものに関する事故や事件が起こったケース。
同事務所の担当者は、「誰も管理していないものが道路に設置されると、何かが起こった際に誰も責任がとれない事態が生じてしまいます」「道路に関していえば『どこが所有しているか』が重要になりますが、今回話題になっているのは国道246号のため、我々が道路管理者として申請関連を受諾する必要があります」と説明してくれた。
バス会社に椅子の設置を相談する…といった手段も選択肢の1つだが、最終的には「国道事務所が許可を出す」というフローに変わりはないようだ。
ツイッター上では同事務所の警告文に対し、「マニュアルでしか動けない行政」といった手厳しい声も上がっていたが、事務所側では椅子の設置を前向きに検討しているという。
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■利用者の声は確かに届いていた
今回の椅子についての警告が発せられたのは、11月12日のこと。本来であれば警告から2〜3週間が経過しても改善が見られない場合は強制撤去となるのだが…設置された椅子を利用し、必要としている人がいることを事務所側も認識済み。
というのも、ネット上でこちらの警告文を見かけた人物から、出張所のほうに問い合わせの連絡が数件あったようなのだ。
「設置希望者がいずれかの機関に申請する」という本来のフローがとられたワケではないが、同事務所は関係機関とともに調整を進め、「椅子の設置については前向きに検討しております」と展望を語ってくれた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)