日本人がおじぎをする理由はなぜなのか チコちゃんがルーツに迫った
『チコちゃんに叱られる』で日本独自の文化「おじぎ」について解説。武士とおじぎには深い関係が。
4日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「なんでおじぎをするの」が注目を集めている。日本人であれば、反射的におじぎをしてしまったこともあるのではないだろうか。
そんな日本人の文化でもあるおじぎについて、チコちゃんがルーツを紹介した。
■「学校教育に武士の作法を取り入れたから」
チコちゃんによると「学校教育に武士の作法を取り入れたから」という。武士と教育が大きく関係しているようだ。
「頭を下げる」という行為を辿ると「神様に対して頭を下げる」がルーツだと考えられる。世界中で、古くから様々な宗教・信仰において行われている行為だ。しかし、日常的に人がおじぎを交わすという文化は日本独特だ。
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■最古の記述は平安時代
おじぎに関して書かれた最古のものであるとされているのは、平安時代の「伴大納言絵詞」という書物。
そこに書かれているのは、「放火の疑いをかけられた左大臣が、自らの無実をお天道様に祈る瞬間」に行った「両膝をついて足はつま先立ちで足の裏がはっきり見える姿勢」が日本式おじぎの原型「跪拝」と言われている。
日本でもかつては神様・仏様だけに対して行われていたことがわかる。