事故死した遺体の臓器を闇の斡旋業者へ ボロ儲けの医師ら6人に実刑判決

悲惨な交通事故の遺体なら、腹部の特殊な傷に誰も気づかないとでも思ったのだろうか…。

2020/12/05 17:30


 

■意思表示の文書も偽造

母親の意思を無視した臓器提供について、男性は親族にも確認。すると口封じが目的か、医師は彼のいとこに日本円で300万円を超えるマージンを送りつけてきたことがわかった。

医師らは極めて狡猾だった。罪を問われた際に正当化できるよう、公的機関が発行する臓器提供意思表示の文書を偽造し、事故現場で親族に署名するよう強く求めていたという。


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■腕の良いエリート医師ばかり

一連の事件での犠牲者は、少なくとも11名。また懲役2年4ヶ月から10ヶ月が下った被告のうち、医師は4名。

安徽省の淮北鉱工総医院、懐遠県人民医院、東隣となる江蘇省の南京大学医学院附属鼓楼医院、江蘇省人民病院の主任医師やICUの責任者などで、臓器移植医療部に勤務した経験を持つ者もいた。

有名な大病院の優秀な外科医らが複数で関わっていたこの事件に、中国の人々の間で医療不信は募る一方だという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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