母親を惨殺し遺体を切断した娘 裁判で「お医者さんが元通りにしてくれる」と発言
知的面の問題といじめの被害。この二つが重なり深刻な攻撃性を覚えてしまった娘は、怒りの矛先を守ってくれていた母親に向けた。
■残虐さの裏にいじめ被害も
ジェシカ被告の姉クリスティ・トリシさんも、法廷で証言した。妹が周囲の誰とでも衝突していたこと、複数の番号にイタズラ電話をかけ「首を切り落としてしてやる」と脅していたこと、そして過去に親族の女性たちを襲って、髪の毛をはぎ取ったことなどに触れた。
学校では失読症、ADHD(Attention-deficit hyperactivity disorder=注意欠如・多動症)、軽から中等度の知的障害および自閉症スペクトラム症との診断を受け、「級友からのいじめに苦しんでいた」とも証言している。
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■裁判は5日間の予定
亡くなったリタさんは、過保護で心配性だったという証言があり、かなり前から娘について心を痛めて友人に相談していたという。悪魔祓いを勧められ、除霊師の施術に約14万円を投じていたことも、法廷で明らかにされている。
「心臓が動き始めれば生き返るのでしょう? お医者さんなら母の頭部を首に戻せるのかな」などと、裁判官に向かって質問したジェシカ被告。知的面の問題やいじめの被害は裁判にどれほどの影響をもたらすものか、大きな注目が集まっている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)