『鬼滅の刃』ファンが自販機を覗くと…　劇場作を思わせる配置に思わず興奮

 

■担当者も「煉獄さん」を認知

今回の「あみ」さんのツイートについて広報担当について説明したところ、担当者も『鬼滅』の内容に精通しており、笑顔を見せてくれた。

前述のとおり、自販機の表記といえば「あったか〜い」と「つめた〜い」が定番だが、昨今の自販機事情を考慮すると、「記号による表記」が重要になりつつあるという。

担当者曰く、「今回ご相談頂きました炎と雪のマークにつきましては、私どもは2014年ごろから採用しております」「言葉ではなく記号を採用した背景につきましては『プッシュするボタンを大きくしたい』という背景があり、ボタンが大きくなった分、表記を簡潔にする必要が生じてきたのです」とのこと。

また「昨今は海外から来られるお客さまも多いため、ひらがな表記よりも直感的で分かりやすいマークを導入しております」とも補足してくれた。「それぞれ赤と青のカラーを使用し、視覚的な分かりやすさを重視」「暖かさと冷たさを連想させるマークを使用」というルールの下、様々な工夫を凝らしているようだ。

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■液晶タイプの自販機も

ちなみに近頃は「イノベーション自販機」という、液晶タイプの自販機があることもご存知だろうか。駅構内のほか、空港などにも設置されている近未来感あふれる自販機で、こちらもドリンクのタイプは記号で表示されている。

ホットドリンクにはやはり炎のマークが当てられていたが、コールドドリンクには水滴のマークを使用。

液晶という特性上、「直射日光や雨風に弱い」という弱点を抱えており、現在ではまだ屋内にしか設置できないとのことだ。そういった諸々の弱点が克服され、液晶自販機が主流となる日もそう遠くはないのかもしれない。

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（取材・文／しらべぇ編集部・秋山 はじめ）