なぜ春菊から基準値180倍の農薬が検出? 原因についてJAなどを直撃した

通常の180倍の殺虫成分が検出された謎。いったい何が起きたのか。

2020/12/09 12:30



■他の野菜のための農薬が…

これだけの量の農薬がついてしまった理由について、JAくるめの担当者は、「当該農家が今回の春菊の隣の隣の畑で、たまねぎなどを作っていた」。

「このたまねぎの出荷はだいぶ先であったために、虫がつかないように粉状の農薬をまいた。その際に出荷間近の春菊にもかかってしまった。」と話す。


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■今後は農薬の指導を徹底

この農薬は期間が経過することでだんだん分解されていくそうだが、出荷間近の農作物にかかってしまった場合は、通常出荷停止にするという。

担当者は、「当該農家は、春菊にかかってしまったことを認識しながら、それでも出荷した。農薬の濃度などの認識が甘かったと言わざるを得ない。今後は農薬の知識に関する指導を徹底していく」と語った。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

JA福岡市
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