スーパーで転んだ6歳少女の目に金属棒が… 失明寸前の事故で問われる企業対応

相次ぐスーパーでの子供のケガ。失明の危機にさらされた子もおり、子供の目の高さには危険な物があるようだ。企業の安全対策が求められている。

2020/12/13 06:00

ショッピングセンターで買い物する少女
(Sasiistock/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

ショッピングセンターに祖母と買い物に来ていた6歳の女の子が、転倒して衣類のハンガーラックに顔面を強打。金属部分が目に突き刺さり、あわや失明の危機にさらされるという事故が発生した。イギリスの『Mirror』やオーストラリアの『perthnow』などが報じている。



 

■バランスを崩して転倒

オーストラリア・シドニーにあるスーパーマーケット『Kmart(ケイマート)』に、祖母と買い物に来たセシリア・チャンちゃん(6)。ハンガーラックにかかっているシャツを取ろうとしてバランスを崩し、転んだ瞬間に、ラックから飛び出ている金属部分が目に突き刺さってしまった。

大変な流血となり、一時は失明も危ぶまれた。その後、なんとか視力は回復したものの、瞼の形は左右で差が生じ、傷跡は一生残るだろうという。


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■以前にも同様の事故

セシリアちゃんの痛々しい事故より1ヶ月ほど前にも、シドニーのスーパーマーケット『Target(ターゲット)』で同じような事故が発生していた。

そちらの被害者はサードくんという5歳の男の子で、落としたおもちゃを拾うため頭を下げた瞬間、金属が目に突き刺さった。無理に引き抜き、まぶたを裂いてしまったという。やはり失明に近い状態となったが、裂けた涙管を修復するための約2時間の再建手術が成功し、視力が回復した。

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■企業側の対応は?
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