クリスマスツリーに火がつき火災発生 幼い兄の勇気ある決断で妹も九死に一生
自宅で火災が発生し、慌てた幼い男の子。それでも妹を救うべく機転を利かせ、自身も窓から飛び降り助かった。

美しく飾ったクリスマスツリーが、いきなり炎上。幼い子供たちは逃げ遅れてしまったが、咄嗟の決断を下し助かったことを『PEOPLE』などが伝えている。
■火災発生と母の行動
12月8日のこと、米国・ワシントン州スポケーンのアパートで暮らす家族が、突然の火災発生に驚いた。
このとき、父親は不在。室内には母親、そして10歳にも満たない子供ふたりがいたが、母親はすぐにアパートの外に走り出た。隣人らに火災発生を知らせ「助けて!」と声をかけるなり自室前に戻ったが、すでに火が広がった状態で、室内には入れなかった。
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■兄の勇気ある行動
このとき、兄は5歳の妹を連れて窓際へ。一家はアパート3階で暮らしていたが、兄は「飛び降りるしかない」と考えた。
そこで外の様子を見たところ火災発生を知った隣人たちが腕を広げ待っていたことから、「まずは妹を助けてもらおう」と決意。きっと、受け止めてくれる。そう信じ、怯える妹を窓から押し出した。
下で待ち構えていた隣人たちは、小さい体を見事にキャッチ。それに続いて兄も慌てて飛び降りたが、隣人らの腕をすり抜け地面に叩きつけられてしまった。