列車内でバトルする漫画、名作が多かった 鬼滅、ジョジョ、コナンを見ると…
劇場版が破竹の快進撃を続けている『鬼滅の刃』だが、ここで他作品の設定や展開をチェックしてみたい。
■頼れる「兄貴」が登場する共通点
またプロシュートも頼りない弟分のペッシを戦いの中で成長させたとんでもない育成能力を持っており、その覚悟を決めた生き様は多くのファンを魅了し続けている。
そのため敵キャラであるにも関わらず、『ジョジョ』ファンの間では「プロシュート」でなく、「プロシュートの兄貴」と呼ばれるケースが非常に多い。
劇場版『鬼滅』では「煉獄さん」の呼び名でお馴染みの煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)がいるように、頼れる兄貴分キャラが登場するというポイントも、両作品の列車戦の共通点だろうか。
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■『コナン』でもたびたび舞台に
決してバトル漫画ではないのだが、列車でのトラブルや事故という点では『名探偵コナン』の話題も外せない。
2002年に公開された映画『ベイカー街の亡霊』もクライマックスの舞台は列車であり、タイムリミットのある極限状態を見事に演出。原作漫画の初期でも、新幹線の乗客のスーツケースに仕込まれた爆弾を探し出す…といった展開が登場している。
当然列車には主人公のグループだけでなく、無関係の人々も多数乗車しているため、「時間内に大勢の乗客を守らなければならない」という制約も生まれやすい。
様々な作品の「列車編」を見てみると、列車での戦いがなぜこうもファンの心を引きつけるかが見えてこないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)