JR東、大晦日の24時間運行中止を決定 「英断」「密を生む」と賛否

JR東日本が大晦日の24時間運行中止を決定。ネット上で賛否の声が上がるなど、様々な余波を生んでいる。

2020/12/18 17:15


山手線

JR東日本は18日、新型コロナウイルスの感染防止のため大晦日の終夜運行を取りやめることを決定した。同社が大晦日の24時間運行を中止するのは1987年のJR東日本発足以来初。

それを受け、ネット上で賛否両論を呼ぶ事態になっている。



■国や自治体からの要請

同日、「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、大晦日から元旦にかけて予定しておりました終夜運転等は中止します」というコメントを公式HPに出したJR東日本。

コロナ感染拡大防止のため、国、関係自治体から中止要請を受けたことに加え、昨今の感染拡大の状況を鑑みた結果であると、その理由についても言及した。

また、大晦日、元旦における臨時列車の運転計画については、今後明らかにしていくと公表している。


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■一部イベントは開催予定

毎年大晦日は各地でカウントダウンイベントが開催されている。その際の足になるのが電車であり、JR、地下鉄、私鉄(一部路線除く)が24時間動いていることは周知の通りである。

今年の大晦日、すでに「ジャニーズカウントダウンライブ」「ルミネtheよしもとカウントダウンライブ2020→2021」などのイベントは開催中止、オンラインでの対応を発表している。

一方で、明け方までイベントが続くロックフェス「カウントダウンジャパン 20/21」(幕張メッセ)や、24時直前まで中継が入っている格闘技イベント「RIZIN」(さいたまスーパーアリーナ)は現時点で開催予定であり、数万人規模の人たちが現地や途中駅で足止めを食らう可能性がある。

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■イベント側も動揺
終電RIZINJR東日本中止新型コロナウイルス
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