致死率9割のウサギウイルス性出血病が世界的に流行か 日本でも数十匹を確認
動物と人間の共生が、当たり前の世の中。ウサギウイルス性出血病は、現時点ではヒトの健康に害をもたらすものではないというが…。
■様々な感染経路
動物園のウサギ小屋などでは、接触感染のほかに、飲食物やその容器の共用といった媒介物感染がある。一方で、野生では感染したウサギとの接触はもちろん、捕食したげっ歯類、鳥などの小動物を通じても感染することがあるという。
またアメリカでは、一緒に飼育されている猫や犬、鳥が持ち込んだウイルスに感染する例が確認されている。
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■アルコール消毒は効きにくい
ペットのウサギがいる家庭は、飼育は自宅の中でのみとし、北海道など野生のウサギと遭遇する機会がある土地では、決して近づかないことが重要になる。
もしも口から出血しているように見える場合は、その個体が感染していることを疑うべきだという。なお、このウイルスにアルコール消毒は効きにくく、塩素系消毒液やヨウ素剤が効果的だそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)