室外機が氷漬けになるまさかのハプニング メーカーに対処法を聞いてみると…
室外機が氷漬けになるまさかの展開。寒くない地域でも同じことが起こる可能性も…?
■メーカーの見解は…
実際に室外機が凍ることはよくあるのか、「三菱電機」空調機器の担当者に問い合わせてみると、「室外機は熱交換を行っており、冬場は暖房運転をしているので、室外機側の熱交換器は外気温よりも低い温度となっております。一概に何度とはいえませんが外気温がマイナス温度になっていなくても、室外機が凍結することがあります」との回答。
凍結したまま暖房を使用しても、熱交換ができないため空調は全く効かない。それだけでなく、熱交換器自体が凍結してしまうので、故障の原因になってしまうようだ。その他には、底面に溜まった水が根氷となって、室内と室外をつなぐ冷媒配管などをつぶしてしまうなどの事故につながる可能性も考えられる。
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■気になる対処法を聞いてみると
今回のような場合の対処法だが、室外機の熱交換器が凍結したタイミングで、室内に回していた暑い冷媒を室外機側に回す「霜取り」機能を使うことで氷を溶かせると担当者は話す。
ただし、底面に溜まった根氷や、分厚い氷を溶かすことはできないので、凍結防止用のヒーターなどを使い溶かしていくしかないようだ。
大雪が降るような地域だけでなく、東京でも状況によっては凍ってしまうこともある。いざという時の対処法を知っておくのも大切だといえる。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)