コロナ禍で苦境にある“夜の街”を応援 玉袋筋太郎が語るスナックの魅力とは

全日本スナック連盟の「“夜の街”応援プロジェクト」が始動。会長の玉袋筋太郎にインタビューを実施して話を聞いた。


 

■スナックは若者向き?

玉袋筋太郎

―――気づき、で言うと、今回、玉さんの動画を見て、スナックの魅力にとても惹きつけられました。28才の自分にはまだ早いと思っていたのですが、今は行ってみたくて仕方ないです。

玉袋:俺、スナックって、すごく若者向けだと思うんだけどな〜。犯罪を犯さない『グランド・セフト・オート』(犯罪を中心にしたゲームソフト)くらいオープンでフリーなスペースがあって、そこで酒を飲んで、ミッションを攻略していくようなゲームだと思うと、すごく楽しいと思う。


今、こういう時期だから、若い人がお客さんで来てくれたら、なおさら歓迎するよ。もちろん、ルールを守ってさ。俺だって53才だけど、スナック業界で言ったらまだ青二歳だから。


自分の親もこういう商売をやってたし、若い頃から、この世界を面白いと思ってたんですよ。どこかの名店がなくなる、って言ったら、そこに馴染みのない人たちが集まることがあるじゃん? スナックも業界的に駆け込み需要があると思う。


一度立ち寄ってもらえたら、これは残さないとダメだ、っていう気持ちが芽生えてくれたら嬉しいよね。でも、頼むから来てくれ、ってわけじゃないよ(笑)? 無理矢理こっちこい、って言ったら、それこそ昭和の嫌な因習になるわけじゃん。


フリーで入れて面白い、日本発祥の世界があるんだぜ、ってことを知ってほしい。パワースポットブームがあったけど、それと一緒だな、って思う。パワースポットは心で受け止めるものが多いかもしれないけど、スナックは目で見て感じられるから、絶対に楽しいと思ってもらえると思う。


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■スナック通いで基礎体力ができた

―――玉さんが最初にスナックと出会ったのは、どのようなきっかけだったのですか?

玉袋:赤提灯で一緒に飲んだ親父と意気投合して、もう一軒行こうぜ、って連れていってもらったのがスナックだったんだよ。巻き込まれだけ(笑)。


嫌だな、って思う人が8割、9割だと思うけど、俺はそこに巻き込まれてみよう、夜に流されてみよう、っていうのが面白かったんだよね。性に合った。ノンフィクションのドラマの主人公になれるというか、ゲームの世界に入っていけるというか。


当時は給料も15万円くらいで、赤提灯で一週間に一回、一杯飲めるくらいだったけど、20代前半くらいで浅草のスナックのおじさんたちと一緒に飲めたのは、いい経験になってると思うよ。


プロレスラーで言うところの、スクワット1000回やり続けて基礎体力ができた、みたいな。

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