安定期の海外旅行で予期せず未熟児出産 請求された医療費は1000万円超に
出産前に、二人きりの最後の旅行に海外を選ぶ夫婦は多い。だが万が一の場合を考えると、せめて国内で我慢したほうが賢明だ。
妊娠の安定期に入り、夫が暮らすアメリカへ旅行した女性。しかし現地で予期せぬ出産という事態に見舞われ、保険が適応されないことから、多額の医療費を請求されているという。イギリスのメディア『Mirror』や『Daily Record』が報じた。
■幸せ真っ只中のはずが…
イギリス・バーミンガムで暮らすエイミー・コリンズ(30)さんは、昨年、アメリカ・テキサス州でエンジニアの仕事をしているクレッグ・コリンズさんと結婚。
今年になり妊娠24週(7ヶ月)の安定期に入った頃、前夫との間の娘であるエヴァちゃん(7)を連れてアメリカに向かい、滞在していた。12月13日にはバーミンガムへ戻り、実母の助けを借りながら出産準備に入る予定だったが、2日前の11日に、予期せぬ出産を迎えてしまった。
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■帝王切開で出産したものの
帝王切開手術により、わずか708グラムで産まれた男の子は、ウィリアム・コリンズくんと名付けられた。超低体重の未熟児であるため、テキサス州の病院で専門家による治療が続けられた。
じつは、アメリカでの医療保険には入っていなかったエイミーさん。出産費用と新生児ケアその他の医療費で、日本円にして約1,040万円を請求されてしまった。