若者の新型コロナ重症化例が増加 軽い風邪程度だった米女子大生は回復後に心臓発作

その女性は、周囲に「味覚・嗅覚に異常があるけれど、呼吸器症状は軽い咳程度で熱もない」と話していた。

社会

2020/12/27 05:30


 

■心臓のポンプ機能が低下

11月30日、マディーさんはひどい息切れと激しい胸の痛みを訴えて地元の病院に入院したが、12月2日に病状が悪化。意識を失い、ヘリ空輸でペンシルベニア大学付属病院へと運ばれた。

目が覚めた時には周りに16人もの医師と看護師がおり、「ただ事ではない何かが自分の身に起きた」と悟ったそうだ。

主治医の説明は、心臓のポンプが健康時の10%しか機能せず、充分な量の血液が全身に送られなくなる『うっ血性心不全』を起こしている、というものだった。


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■「軽い風邪などと考えないで」

欧米では今、こうした若い世代における新型コロナウイルスの重症化や、重い後遺症が問題となっている。

マディーさんは「新型コロナは軽い風邪程度というのは誤りです。心臓や血管にダメージを受けるなど、合併症や後遺症は誰の身に起きるかわかりません。とにかく感染を防ぐことです」と強く訴えている。

体に溜まった水分やナトリウムを利尿薬で体外に排出させ、うっ血はかなり改善されたが、今後も長期的な観察や治療が必要になるというマディーさん。シャワーにも、いまだ母親の介助が必要な状態が続いているそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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