取材現場で見かける“無礼マスコミ”、イベント運営側のリアルな意見を聞いた

記者会見や記者発表会に行くとある「胸糞」な風景に出くわすことがある。


 

■イベント運営側はどう見ている?

もちろん取材現場にいるカメラマンの大半はマナーが良い。ただ、大きい記者発表会だと1現場に1〜2人くらいクレーマー気質の人間がいるのは事実である。彼らにとって「いい写真を撮るため」必死なのは理解できるが、その抗議方法があまりに粗暴だと感じることは多い。

イベント運営するPR会社の人間はその行為をどう感じているのか。イベント終了後、サンドバック状態になってしまった運営スタッフを不憫に思い、話かけた。

「カメラさんたちには良い場所で撮影いただきたいのですが、昨今のコロナの影響もあって、カメラマン同士に距離を作らないといけない。スペースにロスが生まれることで、良い場所、悪い場所ができてしまう会場もあります。今日みたいなことは日常茶飯事なのでもう慣れました…」と本音を吐露。


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■健気な姿勢で…

クレームを言ってくるのは主にスポーツ紙や週刊誌と契約していると思われるベテランカメラマンに多い。

別の大手PR会社スタッフは、「我々はクライアントからの信任を受けてイベントを運営している。その立場上、メディアから嫌われてしまうことは避けなくてはいけないので、下手な反論はできません。私も入社直後、中年のカメラマンさんにすごい剣幕で怒鳴られ、会場脇で泣いたことがありましたね…(笑)」とコメント。

しかし、どんな質問を投げようともカメラマンの悪口を一切言うことなく、「皆さんに言われたクレームは必ず社内で共有するようにしており、『この会場なら次回はこんなレイアウトにしよう』など今後の対策に生かしています」と。良きサンプルとして採用してしまうとは、トンデモカメラマンより一枚も二枚も上手のようだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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