野良犬の群れに襲われた20歳女性 顔の皮膚と肉をはぎ取られる重傷
親しみを感じても、安易に近づいてはならない野良犬。空腹で、非常に攻撃的になっていることもあるのだ。
■射殺されたのは1匹だけ
野良犬は10頭以上いたとみられ、うち1頭は警察が現場で射殺したが、その他は逃げた。空腹の状態で町をうろつくことが、最も恐ろしいという。
さらなる犠牲者を出さないため、警察および保健当局の職員が引き続き町のパトロールにあたり、住民に注意を呼びかけている。問題の野良犬たちは見つけ次第、駆除する予定だ。
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■犬に噛まれたら必ず病院へ
犬の唾液には菌やウイルスが存在し、特に心配されるのが土の中に存在する破傷風菌と、致死率100%の狂犬病だ。野良犬は、狂犬病ワクチン接種を受けていない。
また、すべての犬の2~5割が保有と言われているパスツレラ菌も危険だ。免疫力が落ちている時や糖尿病患者、高齢者では壊死性筋膜炎、骨髄炎、腱鞘炎、関節炎、そして呼吸器感染症につながることが確認されている。
こうしたことから、たとえ飼い犬であっても、噛まれた場合は必ず外科の受診が必要だという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)