両替した硬貨をよく見ると… 年末ならではの「小さな幸せ」には理由があった

日常生活の至る所に潜んでいる「小さな幸せ」だが、ツイッター上ではある1枚の写真が話題になっており…。

2020/12/30 05:45



■今年一年で発行された百円玉は…

まず最初に確認しておきたいのが、各年度に発行される貨幣の枚数は財務省の「貨幣製造計画」によって綿密に決められているということ。

毎年3月末から4月にかけて発表されており、令和二年に新たに発行された百円玉は527,656,000枚(52,765,600,000円)である。ちなみに最も多く発行されたのは百円玉で、十円玉の360,000,000枚(3,600,000,000円)、五百円玉の108,002,000枚(54,001,000,000円)がこれに続き、最も少ないのは一万円貨の43,000枚(430,000,000円)となった。

やはり年間の帳尻をうまく合わせるため、年末に発行数が集中するのでは…と担当者に訊ねてみたところ、特にそういった事実はないとのことだ。


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■それでも年末は新しいお金が多い

百円玉
(画像提供:はるきさん)

そこで今回話題になったツイートのように、「年末が近づくと両替やお釣りで新しい硬貨が返ってきやすい」現象を例に挙げてみるも「特定の時期に集中してお金を発行することはほとんどありません」という回答が。

「ですが一年の中で各月ごとにバランスを考慮して貨幣を発行しているため、年末が近づくにつれ、年内に発行されたばかりのお金を見かける機会は自然と増えてくるはずですね」とも補足してくれた。

両替や買い物などで手元に戻ってきたお金の発行年を見ると「まさに今、年末の真っ只中にいる」ということが強く感じられるかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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