創価大が往路初優勝の箱根駅伝 応援自粛要請も密な観客に怒りの声
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、現地での応援自粛が呼びかけられた箱根駅伝。しかし、そこには多くのギャラリーが。
第97回東京箱根間往復大学駅伝第1日が2日、開催された。新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、沿道での応援は自粛するよう呼びかけられたが、それでも多くの人が集まり、ネット上では怒りの声が噴出している。
■「応援したいから応援にいかない」
関東学生陸上競技連盟は、箱根駅伝の応援に関するお願いとして「スタート・フィニッシュ地点および各中継所、コース沿道での応援、 観戦はお控えください。テレビなどでの応援、観戦をお願いします」とコロナ感染拡大予防策を公式サイトで発表。
大学関係者、OB、OG、同窓会組織などの卒業生、選手の家族についても同様に応援自粛を呼びかけ「応援したいから、応援にいかない」というキャッチフレーズを掲げている。
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■多数のギャラリーで密に
しかし、そんな呼びかけも虚しく、カメラで選手を撮影する人、声援を送る人など、現地には多くのギャラリーが駆け付け、密の状態に。特に、コロナに感染すると重症化するリスクが高いと言われている高齢者の姿が多数見受けられた。
例年よりは減っているものの、沿道に人が集まっている姿に、SNS上では「本当に応援する気があるなら、お願いだから家で見て」「箱根駅伝、沿道の応援禁止と聞いていたのだが、TV見たら、沿道の人が一杯‥」「選手の親御さんや友人も応援したいけど我慢してるのに自分勝手」「沿道に人多過ぎ!」と呆れるユーザーが続出している。
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■今年はあの集団は…
自粛呼びかけに耳を傾けない人がいる一方で、しっかりルールを守る者もいた。それはフリーザ。
『ドラゴンボール』の人気キャラクター「フリーザ」に扮したコスプレ集団が沿道で応援パフォーマンスを行うのが駅伝名物で、毎年のようにネットを沸かせていたが、今回は出没しなかったようだ。
それでも、モラルを守る様子が話題となり、ツイッター上では「フリーザ様」がトレンド入り。
「見られないのは残念だけど、箱根ファンの鑑」「フリーザ様たちは今年は自宅待機で応援らしい。さすが!」「本物の箱根ファンでいらっしゃる。来年は戻ってきてほしいな」と反響の声が集まっている。
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■創価大が往路初優勝
ちなみに今大会の結果は、創価大が初の往路優勝。4区で3年の嶋津が首位を奪取してそのまま逃げ切り、出場4度目で初めての往路優勝を飾った。
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(文/しらべぇ編集部・荒井どんぐり)