「娘はお祓いが必要」と隣人に言われ動揺した両親 乱暴な儀式で4歳娘を死なせる
隣人の極端な助言を真に受けてしまった両親。藁にもすがる思いだったのだろうか。
原因もわからず、長いこと心配してきた4歳の娘の体調不良。両親はある日、隣人たちにそれを相談し、彼らのいかにも非科学的な話を信じてしまった。悲劇的な事件の話題を、『New York Daily News』や『People』などが続々と報じている。
■原因不明の症状が続いた娘
12月19日、アメリカ・ミズーリ州リンカーン郡で、4歳の女の子が、大人たちのとんでもない思い込みにより命を奪われた。
原因不明のあざや水ぶくれができ、体調不良が続いていた娘を心配していた両親のメアリー・マスト(29)とジェームズ・マスト(28)。彼らは、隣人で同じ教会に通うイーサン・マスト(35)とコートニー・オーメン(21)にそれについて相談したことを、ひどく悔やんでいるという。
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■藁にもすがる思いで…
原因不明の体調不良と聞いて、イーサンとコートニーは「娘さんの体には悪魔が宿っているに違いない。悪魔祓いの儀式が必要だ」などと答えた。
専門のエクソシスト(悪魔祓いの除霊師)が行っていた儀式だが、「今やインターネットで調べながら個人でもやっている」と言うイーサンとコートニーの主導で、儀式は19日に行われた。
少女は身体を何度も激しく殴られ、皮ベルトで鞭を打たれ、その後に凍った池に沈められるなどして死亡。警察に通報したのは、自宅に娘の遺体を隠していた父親のジェームズだった。