50年前描かれた藤子・F・不二雄さんの「怪作」が突如トレンド入りした理由
1969年に公開された名作『ミノタウロスの皿』に突如スポットライトが当たっている。
■明らかな異色作品
藤子・F・不二雄さんは、1996年に62歳で亡くなるまで『ドラえもん』『オバケのQ太郎』『キテレツ大百科』といった子供、児童向けの作品を次々描いた漫画家だ。
1969年、『ドラえもん』を生み出す直前のスランプ期に青年誌『ビッグコミック』からの依頼を受けて描いたのがこの『ミノタウロスの皿』で、想像力豊かなSF要素がありながらもどこか不気味で、倫理観、道徳観、死生観などがより強調された内容に仕上がっており、他の作品に比べると明らかに異質な作品となっている。
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■丑年だから?
ネットでは「めっちゃ面白いなこれ」「全人類読め」「見たことない人は見た方がいいよ」と同作をすでに読んだユーザーから、その深いストーリー性を称賛する声が相次いでいる。
一方で、このタイミングで公開されたことに「丑年だから…?」「丑年に無料でこれを流す小学館も皮肉が効いてますね!」と推測する声も散見されている。
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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)