新型コロナめぐる厚労省の要望 令和版「学徒動員」としてトレンド上位に浮上

新型コロナウイルスの影響を受け、医療体制がひっ迫。厚生労働省の要望内容を受け、「学徒動員」というワードが囁かれている。

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2021/01/05 11:45

防護服を着た看護師
(RyanKing999/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

昨年に引き続き新型コロナウイルスは各界に多大な影響を与えており、医療現場への負担は深刻だ。これに対する厚生労働省からの要望を受け、ツイッター上では「学徒動員」なるワードがにわかに注目を集めている。



 

■2回目の緊急事態宣言へ

4日に行われた記者会見にて菅義偉総理は、2月下旬までにワクチン接種開始に向け動いていることに加え、翌5日に、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県を対象に、1月7日に緊急事態宣言の発令を決める方針を発表した。

期間については、1ヶ月程度とする方向で調整中とも報じられている。特措法に基づく緊急事態宣言の発令は、昨年4月に続き今回が2度目となる。


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■厚労省の要望とは…

各地の医療機関では新型コロナ感染拡大やクラスターの発生などで看護師の数が不足し、通常の診療にも支障が出始めている。

そのため厚労省は全国にある看護系の大学約280校に対し、看護師の免許を持つ「大学院生」や「教員」を医療現場に派遣するよう要望。

これを受けてツイッター上では「現代で学徒動員が見られるとは思わなかった…」「新年早々、緊急事態宣言に学徒動員かよ」といった声が相次ぎ、5日午前のトレンド上位には「学徒動員」が浮上している。


■正確には「学徒動員」ではない?

学徒動員といえば第二次世界大戦の末期、深刻な労働力不足を補うため、中等学校以上の生徒・学生が軍需産業や食糧生産に動員された例が。

しかし今回の厚労省の意向はあくまで「動員」でなく「要望」に過ぎず、対象となるのも看護師免許所有者に限るため、「戦時中の学徒動員と同じトーンで語るのは違うのでは?」といった指摘の声も少なからず上がっている。

いずれにせよ、それほどまでに医療現場がひっ迫している現状に、改めて多くの人々が衝撃を受けていることは間違いない。

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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ