7日から冬の嵐で猛吹雪による立往生の恐れ 不要不急の外出控えて
年末年始も日本を襲った寒波。その時以上に急発達した低気圧が列島に影響する予報が…。
7日は低気圧が急発達しながら北日本を直撃。前回までの寒波のような“大雪”に加え“暴風雪”にも警戒が必要です。前回の年越し寒波と何が違うのか、気象予報士の千種ゆり子が解説します。
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■ポイントは“低気圧の急発達”
寒波は低気圧の通過に伴って流れ込むことが多いですが、前回の年越し寒波をもたらした低気圧は、日本接近時さほど発達していませんでした。
ところが今回の低気圧は、急発達しながら北日本を直撃します。
等圧線の間隔が狭いほど風が強く吹きますので、今回の寒波は「暴風」がポイントになります。
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■「爆弾低気圧」に該当
気象庁ホームページには「爆弾低気圧」という用語の定義が以下のように解説されています。
中心気圧が24時間で24hPa×sin(φ)/sin(60°)以上低下する温帯低気圧(φは緯度)。例えば北緯40°なら17.8hPa/24hが基準となる。(気象科学事典等による)
この低気圧は7日21時までの24時間で中心気圧が24hPa下がる予想です(1012hPa→988hPa)ので、定義的には十分「爆弾低気圧」に該当します。