エボラ出血熱や新型コロナ並みの致死率と感染力 コウモリ由来の新感染症が発生

完全に終息するかも怪しい新型コロナウイルス感染症。続いての脅威になる可能性を秘めた新たな病が、すでに発生していることをエボラ出血熱の権威が報告した。

社会

2021/01/09 15:00


 

■コウモリは多くのウイルスと共生

重症急性呼吸器症候群を引き起こすことで知られる、SARSコロナウイルスやMERSコロナウイルスなどは、いずれもコウモリに由来することが明らかにされている。新型コロナウイルスも、コウモリからハクビシンなど別の動物を介して、人間に広がった可能性が強く指摘されている。

そしてエボラウイルスも、アフリカの熱帯雨林に生息するオオコウモリが自然宿主だ。コウモリを食べる、あるいはそのウイルスに感染した小動物を食べる習慣がある土地では、捕獲から調理までの間に感染する危険性があるという。

なお、出血をみないケースも増えており、現在は「エボラウイルス病(略称EVD)」と呼ばれるようになっているそうだ。


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■人類の今後は感染症との闘い

世界では150種ほど確認されているズーノーシス(人獣共通感染症)には、狂犬病のように深刻で致死的な疾患も多い。

熱帯雨林の破壊によって動物たちが里に現れ、人間が感染している小動物を食べ、コウモリ、ネズミ、昆虫などの近くで暮らしをしている限り、新型コロナウイルスのような恐ろしい病のアウトブレークは避けられない。

ムエンベ博士は『CNN』の取材に、「今後も数々の感染症が出現し、人類はそれとの闘いを繰り返し強いられることになるだろう」と述べている。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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