地球温暖化には水蒸気が関係アリ? 二酸化炭素の増加で暖かくなる理由をチコちゃんが解説
『チコちゃんに叱られる』で二酸化炭素が増えると地球が温まる理由を紹介。意外にも水蒸気が大きく関係していた…?
25日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「なぜ二酸化炭素が増えると温暖化する?」が注目を集めている。人類の問題のひとつとして、必ずあげられるだろう「地球温暖化」。
この問題には二酸化炭素が多く関係していると言われているが、何が関係しているのか理解している人は多くないのではないだろうか。
■「水蒸気が増えるから」
チコちゃんの回答は「水蒸気が増えるから」という。水蒸気と温暖化は一見、関係がなさそうに見えるが、実は深い関係があるという。
まず、地球温暖化とは地球の表面を覆う温室効果ガスが厚くなり、地球から熱が逃げづらくなる。熱が逃げられなくなることで地球自体の気温が上昇してしまう減少である。
温室効果ガスがなければ地球の気温は-19℃と人類が生きられる環境ではなくなってしまうため、一定数は必要なものである。温室効果ガスには、二酸化炭素も含まれており、ここ数百年で人類が排出する量が一気に増えてしまったものであるが故、問題として取り上げられている。
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■意外なものも温室効果が
二酸化炭素が温室効果ガスと言われ、有名だが実は他にも温暖化を促進するものがある。番組はランキング形式でそれを紹介した。第4位となったのが、畑などにまかれた窒素肥料から発生する「亜酸化窒素」。
3位が牛のゲップから発生する「メタン」。牛のゲップと聞くと少なそうに見えるが、人類が家畜として飼っている牛は14億9000万頭。世界中の牛が1年間に出すメタンの量はだいたい163兆リットルとあなどれない量となる。
2位が紹介している二酸化炭素だが、1位はなんと水蒸気であるという。水蒸気は元々地球が持っている温室効果の5割を担っている。しかし、二酸化炭素が増え、温暖化効果が増えると水蒸気が増える。水蒸気が増えると温暖化が促進されるという事態になっているようだ。
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■なぜ二酸化炭素が増えると水蒸気が増える?
水蒸気は、誰しもが知るとおり、水が温められると発生する。地球が熱くなるにつれ、海から出る水蒸気も増加する。さらに空気は温められれば温められるほど水蒸気を含むことができる量も増加する。
水蒸気のほうが地球を温める力こそ強いが、水蒸気が増えるという現象を引き起こしてしまうのが二酸化炭素なのだという。このまま地球が温暖化を続ければ南極の氷が溶けたり、水蒸気を吸い込み発生する台風が凶悪化するなど、様々な悪影響が出ることは間違いないとした。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)