日本財団が200億円かけてPCR検査体制を拡充 一部地域で始まった動きを直撃

待ち望んでいたPCR検査拡充の動きが起こる。最新鋭のロボット式PCR検査機器導入も…

2021/01/19 18:05

先月北海道医労連が、道内の看護師2,660人に対して実施した緊急アンケートでは、看護師の88.5%が「PCR検査を受けたい」と回答した。全国的にはPCR検査が思うように実施できていない状況だが、一部地域では検査体制拡充の動きも出てきた。


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■1回1,000円で検査可能

栃木県那須塩原市では、18日から希望者に対してPCR検査が1回1,000円で受けられる制度がスタート。12日から事前電話予約を開始したが、18日時点で約500件の申し込みがあった。市内約5万世帯の1%がすでに申し込んだ計算になる。

PCR検査ポスター
(画像提供:那須塩原市)

検査はメディアにもたびたび登場している、インターパーク倉持呼吸器内科・倉持仁医院長が代表を務める事業所が担当する。


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■最大1万2,500件分の予算確保

現在1日40件検査できる体制だが、市感染症対策室は随時検査数を拡充していきたい意向だ。最大1万2,500件分の予算をすでに確保しており、希望する市民は3月末までに何回でも検査が受けられる。現時点で申し込みをすると、1月最終週あたりでの検査が可能とのこと。

また温泉街が集まる街として、宿泊客が安心できるように宿泊施設で働く約500人に対しても、同時進行でPCR検査を実施していく予定だ。

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■約200億の検査費用投入
順天堂大学那須塩原市日本財団新型コロナウイルスPCR検査エッセンシャルワーカー日本医科大学付属病院聖路加国際病院
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