かまいたち、『M−1』直前に濱家を襲った不調 そのとき山内が思ったこととは

初の著書で自伝エッセイ『寝苦しい夜の猫』を上梓した、かまいたちの山内健司にインタビューを実施した!

かまいたち 山内健司

テレビでは冠番組が立て続けに始まり、今年2月に開設したYouTubeチャンネル『かまいたちチャンネル ねおミルクボーイ』の登録者数は77.5万人(1月7日時点)と、テレビ、ネット、さらにはラジオと、オールジャンルの媒体で大ブレイク中のお笑いコンビ・かまいたち

そのボケ担当である山内健司が、昨年12月22日、初の著書で自伝エッセイ『寝苦しい夜の猫』(扶桑社)を上梓した。同書はコンビの勢いそのままに売れに売れており、Amazonでは品切れ状態になるほど。そして本日21日に重版出来が決定した。

しらべぇ取材班では、このタイミングで山内にオンラインインタビューを実施。かまいたちにとってラストイヤーだった『M-1グランプリ 2019』についてなど、同書の内容について話を聞いた。


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■仕上がったと思った原稿で「2割」

かまいたち 山内健司

―――本日はよろしくお願いします。テレビ、ラジオ、YouTubeなど、かまいたちさんの多忙さは見てとれるので、山内さんが本を出されると聞いて、執筆にあてる時間を確保するのも相当大変だったのではないかと驚きました。

山内:一番最初、1月くらいに本を出すお話をいただいて、編集者の方からは「6月くらいに出版できたら」と言われたんですけど、僕は普段ネタも書いてるし、「サッと書けます」って言ってて。


3月くらいからコロナの自粛期間で休みも増えたので、家でゆっくり書いて全然間に合うわと思いながら、自粛期間中の時間をフルに使って書いて、自分の中で、もう仕上がったな、と思うくらいで持っていったんです。


そしたら、編集者の方に「これで2割くらいですね」って言われて、ヤバいヤバいってなりました(笑)。


―――2割!

山内:言い訳じゃないんですけど、『M-1』とか『キングオブコント』用のネタ作りしすぎて、それは言わんくてもわかるやん、っていうところだったり、なるべく無駄を削ぎ落として、必要最低限の言葉だけに絞る感じで、ネタを書くクセがついてて。


だから、本もそっちのほうがいいんかなと思って書いてたら、編集者の方には「話の“側”の部分も書いたほうが、もっと想像が膨らむと思います」って言われたんで、ネタを書くのとは全然違うというか、これは大変だぞってなりました。


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■充実のボリュームだが読みやすい

―――一度無駄だと思って削ぎ落としたところを、再び加筆していく作業は難しかったのでは?

山内:どこの部分をもっと膨らませて書いたらいいのか、わからなかったので、そこは編集者の方に教えてもらいました。


自分的にはそんなとこ興味あるんかな? と思うところでも、読者は知りたいことだというアドバイスをもらって、最初に書いてたときは自分でも忘れてたエピソードも書けました。


―――僕も一人のファンとして知ることができて嬉しいことだらけでしたし、ボリュームも充実していて、とても読み応えがありました。著名人が書かれた本って、中には物足りないと思うものもあるじゃないですか?

山内:やっぱり、これはボリュームが多いほうなんですか? 僕は相場を知らなかったので、これが普通やと思って書いたんですけど、多いんか…。


―――(山内さんが若干損したみたいな顔をしてる…編集者さん、余計なことを言って、すみません…!)読み応えがあるんですけど、熱中して一気に読んでしまうくらい面白くて、買ったその日中に読み切ってしまいました。

山内:身内だからかもしれないんですけど、嫁にも「文字数はあるけど読みやすかった」と言ってもらえました。

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