デーブ・スペクター、バイデン新大統領を評価 「おでんで言うとはんぺん」
デーブ・スペクターが硬派な政治番組に出演し、アメリカのバイデン新大統領に期待を示した。
21日に生放送された『BSフジLIVE プライムニュース』(BSフジ)に、デーブ・スペクターが出演。きょう誕生したアメリカのジョー・バイデン新大統領を、「おでんに例えるならはんぺん」と評した。
■バイデン新大統領について討論
番組はデーブのほか、産経新聞ワシントン駐在客員特派員・古森義久氏、ジャーナリスト・手嶋龍一氏をゲストに迎え、「米新政権と日米関係」をテーマに討論。デーブは議会への乱入を扇動したことなどを理由に、ドナルド・トランプ前大統領を厳しく非難する。
一方のバイデン新大統領は、実績・高齢・ベテラン・白人男性・庶民派などの要因から、「(アメリカ国内で)嫌われる要素、ツッコむところがほとんどない」などと分析。「アメリカの分断の修復も、バイデンならできるのではないか」と、一定の評価と期待を示していった。
関連記事:トランプ劣勢に不正選挙を主張する日本のネトウヨ ユダヤ陰謀論者と重なる既視感
■おでんに例えると…
トランプ派の古森氏も、バイデン大統領の実績やリーダーシップを疑問視する一方、「『いい人』ってのは本当そうですよ。世論調査でも、一緒にビールを飲みたい政治家だとまずジョー・バイデンが出る」とその人格は評価。
アンカー・反町理氏の「トランプがあまりにもスパイシー、激辛だったんで…」との補足にも、「中和。ドギツいものを薄めましょう、と」とアメリカ国民の心理を読み、同調していく。
ここでデーブは、味覚に例えた反町氏の発言にかけ、「おでんに例えるとはんぺんみたいな感じしますけどね。柔らかくて」と、バイデン大統領の人格を評し始めた。
関連記事:『バイキング』米大統領選の激戦で… レイザーラモンRGに深刻な影響
■地味だが実力はあると評価
反町氏が「トランプ大統領はからしだったと?」とおでんの例えに乗っかると、デーブは「からしだけだったんですけど」とコメント。
しかし、「野心がないように思われがちですけど、3回も大統領選出てて、波乱万丈だったしいろんな苦労があって。奥さんも交通事故で色々あって。ワシントンまで電車で通勤したり。地味に見えるかもしれないけど、政治家としてのクオリティーは高いと思いますよ」と、はんぺんさながら、地味だが実力はあると太鼓判を押した。
番組最後に披露する提言では、「パリ協定復帰なのに”売電”」と得意のダジャレをフリップに記入、締めのコメントとしている。
・合わせて読みたい→松本人志の米大統領選への私見が話題 「スポーツじゃないんやから…」
(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)