秋葉原の電器店が使い捨てカイロを回収? これからの時代に大切な取り組みだった
使い捨てカイロが水をキレイにする? 秋葉原の電機店の取り組みについて聞いてみると…
■1週間で50個のカイロを回収
すぐに回収ボックスを設置し、愛三電機の公式ツイッターでも告知をしたところ、取引先や常連客が協力してくれた。それだけでなく、回収ボックスを目当てに来る人もいるという。
その他にも、社員にも協力をお願いして精力的に使い捨てカイロの回収を行った結果、1週間で約50個の使い捨てカイロがたまった。
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■カイロが水をキレイにする理由
使い捨てカイロを回収することと、水を綺麗にすることはどんな関係性があるのだろうか。
「使い捨てカイロで水をキレイにするプロジェクト」を行う、Go Green Group代表取締役の山下崇さんに話を聞いてみると、「カイロを回収して、その中身を原料に水圏環境改善剤を作ります。完成したモノをヘドロで汚れた環境に投入することで、ヘドロが減って環境が改善していくのです」との回答。
この活動の企画書を作成したのが2016年、すべて一から始めて法人を作ったのが2018年4月。3年弱で、約1トンの使い捨てカイロを回収した。最近はメディアなどでも取り上げられることも多く、確実に輪が広がっていることから、今後はもっと大量に集められるという。
この取り組みを通して、「汚れてしまった環境を、もとの美しい姿に戻したいと考えています」と熱く語る山下さん。その挑戦はいま始まったばかりだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)