筑波大学の食料配布に5時間待ちの行列 時短要請で困窮する学生も
筑波大学がコロナ禍で苦しむ学生に対して食料支援。学生からは感謝の声が
■台車やキャリーケース持参者も
食料配布の列に並んだ、学生のえま(@EMMA_TiN)さんは、午前9時半から並び、同日10時50分頃に物資を受け取ることができたそう。
現地の様子について聞いてみると、「支給コーナーは2箇所にわかれていて、1箇所目ではカップ麺・菓子・パスタ・缶詰・レトルトカレーなどを、他方では飲料・米・白菜・キャベツ・卵が配布されていた」と話す。
また、「前日のお知らせでは好きなだけ取れるとの話だったので、キャリーケースを持参したり、台車を持ってきてる人などもいた」そうで、今回の企画について「大学生にとって助かるし、本当にありがたかった」と語った。
https://twitter.com/EMMA_TiN/status/1352453094374707206?s=20
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■第2弾の検討をしていく
学生たちの状況についても聞いてみると、えまさんの友人は、緊急事態宣言の影響でアルバイト先が20時までの短縮営業となってしまい、もともと20時以降のシフトに多く入っていたため、約3週間アルバイトができなくなり厳しい状況に追い込まれたという。
筑波大学の担当者は、編集部の取材に対して「当日は約4,000人の学生が集まり、一時5時間待ちとなった。そのうち食料を配布できたのは2,970人。想定外の学生が集まったため、並んでも受け取れない学生がでてしまった」と話す。
続けて、「コロナ禍で苦しんでいる学生も多いので、今日物資を受け取れなかった学生を中心に第2弾の支援を検討していかなければならない」とも語った。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)