新型コロナ患者、退院後の3割が140日以内に再入院し1割強が死亡 英国家統計局など発表

「新型コロナウイルスは、かかって治ればもう問題はない」などと言う人がいるが、その考えは甘すぎるようだ。

社会

2021/01/23 10:40

自宅療養
(Maryviolet/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルスで入院に至った患者は、退院後にも定期的な検査を受けることになるが、そこで新たな問題が発覚する人も少なくないという。恐ろしい数値がイギリスの国家統計局から示されたことを、『Telegraph』『NEW YORK POST』ほか英米の多くのメディアが報じている。



 

■3割が再入院、1割強が死亡

イギリスでこのほど、新型コロナウイルスに感染して入院加療が必要になった人々に関する、かなり心配な報告があった。

ウイルスの陰性が確認され、退院した新型コロナ患者47,780人(平均年齢65歳)の140日後を調査した、イギリス国家統計局とレスター大学の研究チーム。すると29.4%が再入院し、続いて12.3%が死亡していることを突き止めた。

深刻な後遺症として圧倒的に多いのは呼吸器疾患の14,140例で、うち6,085例は、新型コロナウイルス感染時に基礎疾患がなかった患者だったという。


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■糖尿病や心臓や肝臓にも問題

他には新たに糖尿病を発症したり、心臓、腎臓、肝臓に問題が発覚する患者が多く、70歳未満の人々に目立つという。

その論文は査読前にネットで公開されたものだが、イギリス国家統計局が調査に関わっていることから、信頼性はかなり高いと言えるだろう。

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