イオン、従業員に出勤45分前からの喫煙禁止 ネット上では賛否の声が
イオンが従業員に出勤45分前からの禁煙を義務化すると発表。ネット上では賛否の声が寄せられている。
25日、イオンは従業員に対して、勤務時間中のほか出勤45分前から喫煙を禁止すると発表した。これに対し、ネット上では賛否の声が寄せられている。
■45万人が対象に
今回発表された施策では、勤務時間中と出勤前45分だけでなく、休憩から職場に戻る前の45分間もたばこを吸うことを禁止に。これらは、喫煙者の息や、髪の毛、衣服などからたばこの成分が出続ける「三次喫煙」による周囲の人への影響を配慮した対策だという。
イオングループの全従業員9割にあたる45万人が対象となっており、2月末ごろまでには徹底して行なわれるとのこと。またイオンは、従業員への禁煙プログラムや禁煙を支援するための通院治療費を負担すると説明した。
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■ネット上では怒りの声も
2019年から敷地内で完全禁煙、2020年からは新型コロナウイルス感染予防対策として喫煙室の閉鎖を実施しているイオンでは、従業員の1時間休憩の中での喫煙は事実上かなり厳しくなっている。
今回の発表を受け、「出勤45分前」「喫煙禁止」といったワードがツイッターでトレンド入り。「これはやりすぎでしょ」「45分前からの行動を縛るってことはその分給料出るんだよね?」といった疑問が多数寄せられている。
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■たばこのニオイに敏感な人は…
ニオイが衣服などにつくだけに、非喫煙者の中にはたばこのニオイを不快に感じる人もいるだろう。ちなみにしらべぇ編集部が、全国20〜60代非喫煙者の男女937名に調査したところ、全体の76.9%が「たばこのニオイに敏感だ」と回答している。
ツイッター上では「タバコのニオイが嫌いなので大賛成」「これくらい徹底しないと」といった声もあがっており、世間では賛否が分かれている状況だ。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)