冬に咲く絶景「さくらライトアップ」が話題 コロナ禍での苦悩について聞いた

弘前公園で開催中の絶景すぎるライトアップが話題。なぜそんなにきれいなの?

2021/02/03 09:00

弘前さくらライトアップ
(写真提供:米山竜一氏)

コロナ禍で全国的なイベント自粛が続く中、青森県弘前市で実施中の「冬に咲くさくらライトアップ」が大きな話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、開催への想いを実行委員会代表に聞いた。


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■驚きの声が多くあがる

神奈川県相模原市出身の実行委員会代表・米山氏は、地域おこし協力隊員として、2015年6月に弘前市に赴任。この年の冬に、毎年約200万人が来場するさくらまつり会場の弘前公園外堀を訪れた。その際に米山氏はある発見をした。

ピンクがかった街灯がうっすら当たる場所を、ファインダー越しにのぞいたところ、雪が積もった桜の木がまるで桜満開のように見えた。写真が趣味も米山氏は、これをSNSに投稿したところ、「これ春でしょ?」といった驚きの声が多くあがったのだ。


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■クラファンでライトアップ

これをキッカケに実行委員会を作り、冬のライトアップを計画。約10名のメンバーで、クラウドファンディングによって資金約40万円を集め、2017年12月に第一回「冬に咲くさくらライトアップ」を開催。点灯式には弘前市長や支援者も集い、大いに盛り上がった。

弘前さくらライトアップ
(写真提供:米山竜一氏)

2019年の冬には「弘前の冬から春への移り変わり」を表現するために、ピンクだけではなく、青色に色を変えるライトアップを実施。


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■市民を元気づけたい

2020年は深刻なコロナ禍に見舞われ、春の弘前さくらまつりが第二次大戦の影響を受けた1944~1946年以来の中止に追い込まれた。また8月の弘前ねぶたまつりや秋まつりも軒並み中止となり、街全体が意気消沈していたという。

そんな中、代表の米山氏や実行委員会メンバーは、冬のライトアップを開催すべきかどうか悩んだ。しかし、「市民を元気づけたい」という想いから、今回の開催にこぎつけることができた。幸い弘前市の新型コロナウイルス感染は落ち着いた状態だという。

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